ゆとり系アラサーの日々のしおり

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結婚式でピアノ演奏を頼まれたときに考えるべきこと

学生時代にピアノを習っていたような方だと、「余興をお願いしたい!」と言われること、あるんじゃないでしょうか。かくいう僕も小学校~大学までピアノを習っており、社会人になった今も、結婚式でのピアノ演奏を頼まれることがしばしばあります(たぶんこれまで10回くらい)。とはいえ、何を弾いたらいいんだろうとか、いろいろ悩んでしまうことが多いので、いつも気を付けているポイントについてご紹介したいと思います。
「結婚式でのピアノ演奏を頼まれた!」という方はもちろん、これからご友人などにピアノ演奏を依頼する新郎新婦の方にはぜひご参考にいただけたら幸いです。

まず最初に、尺と雰囲気の把握を

「余興にピアノを弾いて!」とお願いされてまず一番に思い浮かぶのは、「何を弾いたらいいんだろう?」という素朴な悩み。この新郎新婦に思い出の曲なんかを聞くのもいいんですが、僕の場合、新郎新婦自身が結婚式の準備で忙しく「曲は得意なやつでいいよ」みたいなざっくり依頼が多いことが多いです(正直なところ、いくつか曲を指定してくれた方が助かるのですが…苦笑)。そんな時にまず気を付けたほうが良いのはずばり、余興に課せられた時間配分と、当日の雰囲気だと思います。

まず時間配分について。おおむね2-3分の曲を2曲くらい弾くことが僕は多いですが、わりと余興でパツパツにしている結婚式もあるので、どのくらい時間のゆとりがあるのかはチェックしておいた方が無難。また多くの場合「一言どうぞ」みたいにピアノだけでなく一言コメントを求められることも多いので、その辺も意識しておくとよさげです。

それから結構大事なのが、当日の雰囲気について。ワイワイした感じのポップな雰囲気の式なのか、シックな感じの式なのか。前に、ワイワイした感じの式とは知らずにしっとりめの曲を準備していったらワイワイした感じの式で、会話の声に紛れてしまってピアノが全然聞いてもらえない…みたいなことがあり結構残念な気持ちになることもありました。正直なところ、ポップな曲を用意していった方がシックなバージョンにも対応できてよいのですが、ウェディング系の楽譜本って、なかなかポップな曲を見つけ出すのが難しいんですよね。。

譜めくりなしでもできるようにみっちり練習!

そんなこんなで時間配分と式の雰囲気がつかめたら、曲を選びましょう。Youtubeなどを見ると、ピアノで弾いた場合の曲調や大体の演奏時間が分かるのでお勧めです。なお、以下が僕がかつてピアノを演奏したときに検討した曲たち。正直なところ、ディズニー音楽(ホールニューワールド、美女と野獣あたり)はやはり鉄板で、新郎新婦の年齢など関係なく受けることが多いので、好きなアレンジのものを見つけて鉄板の1曲みたいにものを持っておくと、ある程度使いまわせてらくちんです(笑)。

【しっとり系】

・Can You Celebrate(安室奈美恵さん)
・to U(BankBandさん)
・コスモス(山口百恵さん)
・未来へ(キロロさん)
・Whole New World(ディズニー映画「アラジン」より)
美女と野獣のテーマ
・My Heart Will Go On(セリーヌ・ディオンさん)
家族になろうよ(福山 雅治)
・糸(中島みゆきさん)
・結婚行進曲(王道!)
など

【わいわい系】

・エンターテイナー(映画・スティングより)
・セロリ(山崎まさよしさん)
・恋(星野源さん)
・Butterfly(木村カエラさん)
など

 うーんやっぱり、わいわい系が弱い。。「こんな曲もありだよ!」というものがあったら是非教えてください。

 なお、楽譜についてはおなじみ、ヤマハが出している「ぷりんと楽譜」が鉄板。曲探しの意味合いでもぜひアクセスしてみてください。1曲単位で、初級~上級まで購入可能ですし、曲によっては動画で実際の曲調を確認できるのがおすすめです。ニッチな曲の楽譜は大きな楽器屋さんに行かないと…と思いきや、ぷりんと楽譜に乗っている譜面は全国のコンビニのコピー機から印刷可能なので、結婚式で演奏を求められたときはいつもここを重宝しています。

ぷりんと楽譜
https://www.print-gakufu.com/

 曲が決まれば後はひたすら練習あるのみ。特に結婚式の場合、譜めくりのお手伝いなんかはしてもらえないことが多いので、できれば暗譜して挑めるとベストです(もちろんご協力いただける方を募るのもありですが)。

披露宴でのピアノ演奏は、社会人になってからは珍しい発表の場

かなりニッチなテーマではありましたが、いかがでしたでしょうか。結婚式のピアノ、正直なところある程度労力もかかるので、「余興をお願いされた瞬間、自分は来賓ではなく運営者側の人間だ」みたいな気持ちになることも多いのですが、その分振り返ってみると、新郎新婦との絆も深まり、思い出には残るので、僕は進んで引き受けています。自分のスキルで人を喜ばせられるなんて、小さいころにピアノを習わせてくれた両親に感謝です。社会人になってからピアノを披露できる場なんてめったにないので、ぜひみんなに喜んでもらえるような演奏に向けて頑張りましょう!