ゆとり系アラサーの日々のしおり

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デジタル時代は「価値の実質化」が起こっていく

今回も大学院での学びの共有。なんかたまに「なんだこれは!」と思うような革新的なサービスが生み出されることってあると思うんですが、その時に大切な「価値の実質化」という概念について紹介します。

 

「価値の実質化」とは

価値の実質化とは、「従来の提供価値を分解し、デジタル技術によって高度化・精緻化した価値を提供すること。または新しい価値を付け加えること」。

 

僕も最初はよく分からなかったですが、講義を聞き続けてなるほどと思いました。要するに、デジタルでいろんなものが自動化されていくと、自社が担うべき部分ってコアの部分に集中できるようになっていきます(理想的にはですが)。その一連の流れを「価値の実質化」というのだと思います。

自分に置き換えてみると、サービスの創設期はかなり柔軟な発想ができていたのに、事業がある程度うまく行ってしまうとは、日々の目標の数字や、「自分(自社)にできること」にとらわれてしまいがち。正攻法の中から最適解を探し出してしまうところがあり、「本当はこうなった方が本来は便利だよね」みたいな、視点を持ち合わせられない場面が多々あるようにもいます。そういう、「本当はこの方が便利だよね」という部分に以下に向き合って、サービスをとがらせていくことが本来は大事。

「戦いは正をもって合い、奇をもってかつ(孫氏)」。テクノロジーを活用して、顧客の本質的な価値を満たすような価値を、何らか驚きをもたらす形で提供できないか、心に刻みます。一方、やはり「驚きをもたらす戦略」を立てられたとしても、それを実現させることが非常に難しいと思うので、そのあたりは一定の胆力も必要そうだと思いました。